南国うまうま日記/バリ島ウブドの生活

南国バリ島のウブドに暮らすもんぶぅのうまうまな毎日を綴った日記です。海外生活豆知識やタイなどの旅行記もあります

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今年のガルンガンはシデメンで

8月20日はガルンガン!ガルンガンとは、210日に一度行われるバリ・ヒンドゥーの神事で、この日祖先の霊が戻ってくるという日本でいうお盆のような行事です。日本と同じように、仕事などで各地に出ている人たちは田舎に帰り、ガルンガンのお参りを行います。もちろん、日本が田舎の僕は、日本に帰って祖先の霊をお参りするわけにはいかないので、ウブドの友人の田舎に行くことにしました。彼の田舎は、ウブドからさらに車で1時間くらい行ったカランガッサム県のシデメン郡にあります。プサキ寺院で有名なアグン山のふもとの小さな村です。出発が朝8時というので、前日からウブドにお泊まりすることになりました。


19日の早朝、友人宅で寝ていうと、突然「ぷぎぃ〜〜〜〜」という豚の声で目が覚めました。ガルンガンの時は豚肉でラワール(豚肉と野菜や香辛料を細かく切り混ぜた食べ物)やサテを作るので、近所の人と豚をしめます。(ポトン・バビといいます)その声が村中に響き渡りました。この時期バリ島内ではかなりの数の豚さんが昇天されるのです。
天気は雨模様(乾季なのに・・・)ですが、カッパを着こんで、シデメンに出発です。しか〜し、寒い。Gパンに長袖のジャケット、その上からカッパを着ても、まだ寒いです。
友人宅はプサキへ向かう街道を途中から折れ、アップダウンのきつい山道を入り、さらに「え?ここ道?」というような、細い山道(もちろん、未舗装。しかも雨でぬかるみ)をバイクで入って行った所にありました。


友人宅に到着すると、すでに家族の方々はラワールやサテを作っています。このガルンガンの食べ物は、男たちが作るのです。友人は家族を紹介してくれるのですが、バリの大家族、よくわかりません。紹介はされますが、すべて「家族」ということで、理解しておきました。招待されたので、何かお手伝いしたいのですが、何をしていいのかわからないから、ぼ〜っと見学&味見をさせていただきました。お昼ごろに食べ物の準備が終わり、全員で食事となりました。できたばかりのラワールやサテ、そして豚肉やナンカ(ジャックフルーツ)の煮たものなど、たくさんのご馳走でした。皆さんはお皿にご飯とおかずを取り、めいめい好きな場所で食べています。僕はテラスにテーブルを出してもらってそこで食べたのですが「もっと食べなよ、ラワールもたくさんあるよ〜」と、た〜くさん進められました。いや〜、おいしいんだけど、そんなに入らない!これは、拷問に近いものですね。この時食べたラワールは出来立ての物で、このあとお母さんやお嫁さんがバナナの葉っぱに包み、蒸していました。こうすれば日持ちするそうです。


食後も皆さんいろいろ準備をしたり、バトミントンで遊んでいましたが、僕はやることがないので、またまたぼ〜っとしていたり、昼寝をしていました。しかし、友人の実家は本当に田舎です。水道と電気は来ていますが、テレビは1台だけです。もちろん、インターネットなんぞありません。でも、携帯電話はみんな持っています。家は道路から5分くらい入った所にあるのですが、本当に山の中。周りにはヤシの木や、果物の木がたくさんあります。ちょっと時期が悪く果物はサラックしかありませんでしたが、時期が良ければフルーツ食べ放題ということでした。車やバイクの音は一切しません。聞こえるのは、虫の声と鳥の声、犬や猫の声、風の音・・・なんか、のんびりして自然の中に溶けてしまいそうです。家には犬と猫と鶏がいますが、別に世話をしている感じではありません。餌も特別に与えるわけではなく、食べ物の食べ残しなどを適当に庭に捨てておくと、勝手に食べるという感じです。でも、ときどき人間様の食事を犬や猫がかっぱらうので、気をつけてと言われました。猫は森の中でトカゲを捕まえたりしていました。みんなたくましいです。


家はバリの田舎の作りです。ウブドなど町の中の家は土地が少ないので、各部屋が密集していますが田舎の家は庭を取り囲むように数棟の家が並び、北の方向に家寺があります。南には、台所とお風呂場の棟があり、さらに南側には豚小屋があります。家の土地は北側が高く、南側が低くなっています。そして、お風呂場ですが「カマール・マンデイ」といわれ、部屋の中はタイル張りで隅に水槽と便器があります。便器と言っても、洋式ではなく和式に近いローカル仕様です。トイレを使った後は、水槽の水を手桶で汲んで、流すのです。そう、紙はありません。あの!ローカル仕様です。お風呂はもちろん、バスタブなどなく、水槽の水を手桶でかける水マンディです。暑い雨季の時期ならともかく、吐く息も白くなるこの時期、水マンディは、気合です。今は水道がひけていますが、ほんの数年前までは水道がなく、おばあちゃんやお嫁さんが毎日近くの川まで水を汲みに行っていたそうです。また、雨水を溜める大きな水槽もありました。


夕方になると、食事の時間です。バリ人は基本1日2食です。でも、朝ごはんが結構なボリュームなんで、お腹すいてません。しかし、また「もっと食べなよ〜」攻撃。どうも、僕が遠慮していると思っているらしいです。いやいや、もう食べられませんよ〜。
食後、気合の水マンディを行い、ぼ〜としていたら、友人が「遊びに行こう」と。遊びにって、どこ行くの〜?
山道を歩き、道路に出たらバトミントン場がありました。こちらの方はバトミントン大好きです。暗くなっても熱中していました。そこから、また少し歩いて親戚の家に。ここでも「サテ食べな、ラワール食べな」責めです。「いや、おなかいっぱいで」「じゃあ、アラック飲みな、ビール飲みな」死にそうです。
親戚の家で接待という拷問を受けた後、真っ暗な山道を懐中電灯の明かりを頼りに5回くらい転びそうになりながらお家に到着。泥だらけの足を洗って、10時というのに、寝ました。明日はガルンガン。朝早くからお参りの準備です。