南国うまうま日記/バリ島ウブドの生活

南国バリ島のウブドに暮らすもんぶぅのうまうまな毎日を綴った日記です。海外生活豆知識やタイなどの旅行記もあります

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王様のお葬式(1)

さあ、15日は今世紀最大のセレモニー、ウブドのチョコルダ様のガベンです!!
この日に合わせて、バリ渡航したと言ってもいいくらいに、どうしても見たかった儀式です。


ここで、ガベンについて簡単に説明します。
ガベン(Ngaben)とは、バリヒンドゥー教において、人間に関する儀式の中で最大のものです。ガベンは日本語に訳すと火葬式です。人が亡くなったのち、その遺体を火葬する儀式で、輪廻転生を信じるバリヒンドゥーでは、この火葬式により死者の霊は浄化され、またいつの日か人間に生まれ変わるのです。そのため、このガベンは盛大に行われ、日本の葬式のような悲しみはありません。
ガベン当日、僧侶により清められた遺体はバデ(bade)と呼ばれる搭状の輿に入れられ、プヌランガン(penulangan)と呼ばれる動物の形をした張りぼて(このプヌランガンの形も階級によりいろいろあります。ウブド王族のチョコルダ様は、牛の形をしたプヌランガンでした)と一緒にお寺まで行列し、遺体はパデからプヌランガンに移され、火葬されます。
遺体が収められたパデやプヌランガンは通常死者の所属する村人の手により運ばれますが、ウブド王族のチョコルダ様ですので、ウブド中の村人代表の手により、王族のお寺に運ばれるのです。


さて、このような人生最大の儀式ですから、お供え物や装飾は大変なものです。そのため、一般の方は亡くなった後いったん土葬をし、ガベンのためのお金がたまってからガベンを行ったり、村(パンジャール)で合同のガベンを行ったりします。
今回のガベンは、ウブドの王族チョコルダ家の先代と、かって警察署長も務めたチョコルダ家の方の合同、そしてウブドのパンジャールの合同ガベンとなりました。
なんたって、先代のウブド王族のガベンですから、その装飾やお供え物といったら、はんぱねぇ位です。また、同時に行われるパンジャールのガベンも68体の遺体のガベンと、この数もはんぱねぇ位です。
そのため、今回のガベンは「今世紀最大」「過去50年で最高」といわれ、インドネシア大統領も出席されました。インドネシアはもちろん、世界各国からメディアが集結し、なんとウブドに「メディアセンター」なるものが出現しておりました。


今回のガベンですが、遺体はすべてウブド王宮に集められ、村人の遺体は西側のお寺に、チョコルダ様の遺体は東側のお寺に移され、火葬されるのです。王族のお寺は、JLラヤ・ウブド沿いに1.5Kmくらい行った所にあるのです。つまり、今日は朝からJL.ラヤウブドは交通規制が取られ、車は通行止めになり(バイクは走れました)、ここを村人たちにより遺体が入ったパデやプヌランガンが行列するのです。


で、今回はどこで見学しようかということですが、プネスタナンのお友達がJLラヤウブド沿いでお店をやっている方と懇意にしており、そこのお店(2階建て)の屋上から見せてもらえることになりました。(高みの見物です)
ガベンの行進が始まるのは8時ころからだそうですが、チョコルダ様のガベン行進はお昼ということでしたので、11時にお友達の家を出て、JL.ラヤウブドに向かいました。ところが、ウブドの街に入るところから交通規制が始まり、車はUターンさせられ、道は大渋滞。バイクで行った僕たちは、警官や地元の方の誘導で裏道に入り、パサールを抜け、王宮前を迂回してJL.ラヤウブドに戻りました。今回の見学場所は、JL.ラヤウブドとJL.ハヌマンの交差点から少し東に行ったところです。そこまでバイクで行き、お店の屋上に上がりました。


この時点ですでに通りの両側にはかなりの人が出ています。そして、人がいるところ、物売りがいる、のたとえ通り、小さなお店を開く人や、おもちゃを肩に担いで売る人、ジュースや飲み物を売り歩く人、ピザを売る人などが見物客の間を歩き回っていました。また、ウブドの村の方は全員お揃いの紫のポロシャツをきて、腰布(サロン)、鉢巻(ウド)をつけた正装で、ガベンの行進が始まるのを待っていました。


さて、予定の12時になりましたが、更新が始まる様子はまったくありません。
まあ、バリの宗教行事ですからタイムテーブルなんぞ、あってないようなものです。始まるまで、ゆっくり待ちましょう、ということになりました。天気は途中ちょっと、雨がぱらつきましたが、いい天気です。午前中あった雲も、昼過ぎからとれ、南国の直射日光が降り注ぎます。しかし、南からの涼しい風で、あまり暑いとは感じませんでした。僕らは・・・
道路沿いにいる観光客の皆さんは、暑いと見えて、すでに少々お疲れの様子を見せていました。
道路に待機していた散水車が道に水を撒き、道を奇麗にしたのち、いよいよ行進がはじまるのか?・・・・
と、思いきや、なかなか行進はスタートしません。
すでに時計は2時に近づいています。
さあ、行進はいつ始まるのか?そして、今世紀最大のガベンはどうなるのか・・・?


この後は、次回に続くのです・・・